パイロットのこれぞの1本!シグネチャーくんをお迎えしました

パイロットの金ペンが増えました。カムタム742のシグネチャーくんです。

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待って待って待って言い訳させて。

2024年1月1日から、ついにパイロットの金ペン*1も値上げになりました。

プラチナ万年筆は夏頃、セーラー万年筆はその告知の尻馬に乗りサイレントに全万年筆を値上げした中、ついに三大国産メーカーの最後の一社も、という流れです。

といっても流石は天下のパイロット社。
初めて万年筆に触れる人やお子さん向けの一品だろうkakunoをはじめ、鉄ペン*2の価格はそのままにして、金ペンのみの値上げにしたのです。万年筆に興味のある人が手に取りやすいままにしてくれる、素晴らしい采配だと思います。だいすき。

そんなわけで、値上げ前に1本お迎えしようと思ったんですね。お店の方いわく、同じように「値上げ前に金ペンを1つ……」とした方はけっこういらっしゃったそうです。

せっかくお迎えするなら金ペンにしかない特殊ペン先がいいな。そう思って一通り触らせていただきました。

その中でも、書いた途端「いいですね……」以外を言えなくなってしまったのがこのシグネチャー字幅。この1本をお迎えしました。

名前の通りサインをするための字幅だそうです。縦と横でほんのり線の太さが変わるものの、スタブ(SU)幅よりペンポイントがしっかりついているのが特徴。

この子のいいところはですね、書いているときの感触がとにかくするするなんですよ。
軟調(SF、SFMなど)やエラボーもふわふわとした当たりの柔らかさですが、それともまた違う書きやすさがあります。
なんだろうあの感触。まだ「いいですね……」としか言語化できていないのですけれど。

すごくいいですよ、シグネチャー。万年筆に慣れてここぞの1本を考えている人は、良かったら検討してみてくださいね。

 

この本文を基にAIにタイトルを考えてもらったところ、「シグネチャーくんの登場!パイロットの金ペン値上げの衝撃」となりました。
うん、確かにそうなんだけど本題はそこでは……いやでも確かにここを長々語ったのは私だ……。

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買ってよかった2023

*1:ペン先に金が使われている万年筆のこと。軟らかい金属でできているため紙へのあたりが柔らかいが、材料の関係で高価。また、ボールペンの感覚で力を入れてしまうと壊れてしまうこともある。

*2:ペン先がステンレスでできた万年筆のこと。金ペンに比べると硬めだが、安価で多少筆圧がかかっても平気なのが魅力。