繕い物が好きだ。

靴下の穴を塞いだりだとか、ズボンのホックやボタンを付け直したりだとか。
そういう、10~20分程度の小さな繕い物が結構好きだ。

スリッパを使わない、自席では靴を脱いでいる(寒いので椅子の上で正座している)等々の生活習慣のせいで、靴下の劣化が速いこともあって、月に何度かは靴下を繕っている。気がする。

最初は糸の選び方も繕い方もへたっぴで、かなり時間をかけているのにどこを繕ったのか一目瞭然だったのだが、最近は#30の木綿糸でも繕い箇所が目立たないように縫えるようになった。

技術の向上を狙っていたわけではないが、回数を重ねるとどういう風に針を通せばいいかとか、玉留めしても目立たず履いても違和感がない糸始末とかがなんとなくわかってくるのである。

今年の手芸業界が仕掛けたブームも実は靴下で、毛糸で靴下を編んだりキノコに似た形の道具を使って穴を繕ったりするキットがそこそこの数出ている。
そちらには手を出していないが、まあ、来年のクリスマスに向けて飾り靴下を編むのは面白そうだなと思う。