針入れを作ってみむとすなり

型紙おこしからぬいぐるみの服を作ってて、まあそのついでです。
昔100均で買ったソーイングセットに入るサイズの針入れをつくろうつくろうと思っていて、……半年くらい経ってしまっていたので……。
 
できたものはこちら。さては中二病を患っているなというのはその通りです。
……ひょっとしなくても同色で見えないな?ブックタイプの棺型にしました。
針がひっかかっても困るのでブックタイプにするつもりではおり、せっかくなら棺にするか!と。
 
 
作業手順はこんな感じ。
型紙をおこして、
フェルトを切り出し
刺繍を入れて
中表でくっつけたら
ボディ側に針を刺す用のフェルトを取り付ける。
 
 
縫い目が背中に出るのを避けるためにすくい縫いで処理しました。手縫いだからできる力技ですね。
なんなら2枚をくっつけるのも縫い代なしでやったのでオール手縫いだからこその処理になっているな?
 
手持ちの針の一番長いものがはみ出てしまうので、もうちょっと縦径が長いのもつくろうかなーというところ。

おいでよブルスコの村〜インフラが整いました〜

タイトルの通りである。ブルスコことblueskyの文字SNSインフラが整いました!(ver.1.74現在)
すなわち、「ハッシュタグの実装」と「検索対象postの無期限化」である。
後者が実装されたので自信を持って「おいでよ!」を言えるようになった。
ちょっと気になる話題や新しくハマったコンテンツができたとき、自分だけでは*1直近7日間のpostしか探せない日々とはこれでおさらばである。素晴らしい。
※定期的に調べる話題なら、カスタムフィードを作成することで「作成日の7日前から現在までのpost」を検索できる。複数ワードを対象にしたり除外ワードを入れられるので、検索対象期間が無制限になった今でも使い方によってはなかなか便利だ。

残るは動画投稿と、ログのエクスポート機能を実装してくれれば完璧ではないだろうか。
Twitter黎明期のTwipicのように、有志によるサードアプリを介せば動画投稿もできる、ともいえる。

前置きが長くなってしまった。いつものことですね。
ついでにいつもの文体に戻します。バテてきたので……。

本題はなにか。
Twitterであそんでた人にお勧め!Twitterライフの使い方がしやすくなるツール一覧」である。
ぶっちゃけ私がほしくて作っています。ツールのお勧めをリポストはするんだけど、……投稿はね、流れるから……。

これだけは言っておかないとなんですが、ブルスコでサードアプリを使うときはパスワードではなくアプリパスワード(App Password)を発行して使うんですよ。発行の仕方は簡単だから。

●環境を整えよう編

Twitterと同時投稿したい!

PCブラウザからならFlyFreeスマホでも使いたいならSkyShare
今のXは先行き不安しかないけどツイッタでしかつながってない人間関係もあるじゃん……? という方にお勧め。
Twitterで引き続き過ごしつつ、”いつか”が来たらすぐに移行できる体制がつくれます。どちらも画像投稿に対応してるから、絵描きさんにもお勧めだぞ。
両サービスとも、Blueskyの投稿先は連携したアカウント、Twitterの投稿先は”今ログインしているアカウント”になるので複数アカウントをお持ちの方はご注意をば。
投稿アカウントを間違えるうっかりが不安なら、Twitter投稿は下書き準備までで、投稿確定は手動で行うSkyShareがベターかもしれません。

Twitterでフォローしてた人をフォローしたい!

Sky Follower Bridge
Twitterと同じハンドル("@"の後ろから"."の前まで)やHNを持つアカウントを一覧で表示してくれるツールです。
フォロー自体は手動なので、フォローしたい人とだけ繋がりに行けます。ご安心あれ。
詳しい挙動はページ下部の紹介動画を見てくださいのやつです。

Twitterのpostログを移植したい!

twitter-to-Blueskyツール解説
たぶんこれでいけます。考えたらそうだねというかなんというか、現在時刻で投稿されるようなので、試すならアカウント作ってすぐがいいかもしれません。
私は使ってないので(使えるpost数ではない。万はあるぞ)細かな挙動などについてはわからない。じわじわ投稿されるにしろ一気に流し込まれるにしろ、FF0の作りたてアカウントでやるのがよさそうではありますね。

●快適ブルスコ生活編

①自分の/誰かのpostをまとめて読み返したい!

BLUEFEED
要するにトゥギャです。
誰かのpostもまとめられると言いましたが、いえ実際にまとめられはするのですが、その使い方はちょっと手間がかかるかもしれません。
というのも、自分がいいねやRPしたpostか保存したフィードからしか取れないんですよね、これ。特定のタグやキーワードを検索してほしいものを探す使い方はできないです。
Togetterちゃんが……Togetterちゃんがブルスコ対応版を作って表示は混交で見られるようにする日も待ってるからね……。

②長文投稿をしたい!

Privetter+
みんなだいすきぷらいべったーくんの進化ツール*2です。
Blueskyはデフォルトで300字書けるので、Twitterより自由度は高いです。
それでももっと書きたいぜ!という方や、SSなどまとめて置きたい文章がある方向けのツールです。
メルアド登録に変わったので、他のツールとの併用も可能。もちろんTwitterともね。

③詳細検索がしたい!

Skyfeed

Blueskyには「フィード」と呼ばれる機能があります。
Twitterで呪文(ではない)を流し込んで行っていた条件指定の検索みたいなことができます。
一度つくったフィードは自分のホームからアクセスできる他、他の人にURL共有もできるのが特徴です。
そのフィードをお手軽に作成・編集できるツールがこちらです。
ブルスコライフの必需品だったこともあって、ツール名でググると使い方がいっぱい出てくるのもステキポイントです。

④動画投稿したい!

Bluemotion

むかしのTwipic*3みたいなものです。

⑤埋め込みリンクを作りたい!

Embed Bluesky

ブログやサイトのページに、Twitterみたいな表示でpostの埋め込みをしたいとき用です。試してみたけどほんとにおんなじ感じのデザインでかわいいですよ。

*1:先達がその話題を拾うフィードを作成し、過去に拾い上げたpostを保存する設定にしてくれていれば遡ることができた。

*2:Privetterはそのまま残っており、これはいわば世代が変わった新アプリなので「進化」の比喩でただしいと思っています。

*3:Twitterに画像投稿機能が実装される前、Twitterと連携して画像を投稿できるように有志が作ってくれた外部ツール

ソーイングといふものをすなり。

フェルトの小物作りに手を出してみた。シンプルなつくりのカチューシャだ。

作っている最中は「ちゃちいのでは……?」と思っていたが、完成したものをぬいにつけてみるとなかなか可愛く、愛着が湧く。
 
クロッシェも嫌いではないのだが、輪郭線や生地の情報ノイズが少ないソーイングの成果物のほうが好みではあるのだ。ならどうしてクロッシェをやっているのかと言われれば、最初に触れたのが編み物だったので、が答えになってしまうが。昔アニファというペット雑誌があって、そこで紹介していたんですよ小鳥の簡単編みぐるみを……。
あそこで紹介されてたのがフェルトぬいぐるみだったら、私はおそらくソーイングをやっていたんだろうと思う。
 
今回勉強になったことは、こんな感じ。
羊毛フェルトでないフェルトは手芸ボンドを選ぶ
くっつかないことがある上、ぎゅっと押してくっつける(こうやってやるものなのです)と生地にボンドが吸われてしまう。
・いっそ手縫いのほうが早い
くっつかないし、工程ごとに一晩空けなきゃいけないし、くっついても乾いたボンドが見えるし。逆に言えば、1日あたり1時間取れないときにはいいのかもしれない。
・手縫いでやると、15cmドール程度の大きさならクロッシェと所要時間は変わらない
ミシンを出してくるにしても、ボビンやら糸通しやらを考えると手間は変わらなさそうである。
 
ともあれ。一度型紙を使って作ってみたのでなんとなく構造がわかった。サイズや生地を変えたものも作れそうだ。
皆できるのかはわかりませんが、私はクロッシェなら初見でも、ソーイングも一回作ればなんとなく型紙調整のやり方はわかる。というか目分量とぬいに合わせてみるのとで調整するのだが。

ちまちまと編み物をしている。

今週のお題「習慣にしたいこと・していること」

ここ2か月くらい、通勤の時間に編み物をするようになった。理由は単純で、電車内の密度が高すぎてスマホタブレットを広げるスペースがないのだ。iPadを買い替えた(ついに電池が1時間しか持たなくなってしまった)ところ厚く重くなったため片手で支えるのが難しくなり、電車内で書き物をする気力が減衰した、というのもある。

初めのほうはひたすらモチーフを編んでいたのだが、最近はプチフィギュアの小物なんかを編んでいることが多い。モチーフは出来ても見せる相手がいないのだが、フィギュアの小物は着せて撮って写真をSNSに上げれば、それを好きな誰かしらがリアクションやいいねをくれたりする。
つまるところ、自己承認だけでは充たされるに足りないのだろう。

……あと私はニッティングよりソーイングのほうが成果物が好みなので、そういった意味でもイマイチ食指が動かないのだろう、とは思う。20年やってきていて今更なのだが。

繕い物が好きだ。

靴下の穴を塞いだりだとか、ズボンのホックやボタンを付け直したりだとか。
そういう、10~20分程度の小さな繕い物が結構好きだ。

スリッパを使わない、自席では靴を脱いでいる(寒いので椅子の上で正座している)等々の生活習慣のせいで、靴下の劣化が速いこともあって、月に何度かは靴下を繕っている。気がする。

最初は糸の選び方も繕い方もへたっぴで、かなり時間をかけているのにどこを繕ったのか一目瞭然だったのだが、最近は#30の木綿糸でも繕い箇所が目立たないように縫えるようになった。

技術の向上を狙っていたわけではないが、回数を重ねるとどういう風に針を通せばいいかとか、玉留めしても目立たず履いても違和感がない糸始末とかがなんとなくわかってくるのである。

今年の手芸業界が仕掛けたブームも実は靴下で、毛糸で靴下を編んだりキノコに似た形の道具を使って穴を繕ったりするキットがそこそこの数出ている。
そちらには手を出していないが、まあ、来年のクリスマスに向けて飾り靴下を編むのは面白そうだなと思う。

『バビロン』Ⅲまで読んでどうにかなってしまったオタクのログ

2年前くらいに別アカで情緒がどうにかなってしまったときのねずみの記録です。
頑張って配慮しようとした痕跡はありますがネタバレがある可能性を踏まえてお読みください。

アニメ視聴勢へ、野﨑まど原液を信じて原作を読んでください。までどうか。
『バビロン』未読勢へ、読んでおねがい。図書館にもきっとあるから。

ちなみに私は図書館で借りて読み、読み終わりぶっこわれた後に一挙購入しました。

 

『バビロン』Ⅲまで読んだ私「『終』ってなに!?!?!?」

『バビロン』のこと、読みながらみんなに読んでみてほしいなあと思っていたんですよ。書籍で読んで、一気読みじゃなくて、主題テーマのことを自分でもくるくる考えながら、自分の思考のペースで読み進めてほしいと思っていたんですよ。2巻まで、3巻の途中までそうだった。

3巻まで読み終わった今のわたしの気持ちですが、
世界にこんな形で放り出されてどうやって生きていけばいいの!?!?????????????

この『バビロン』、今のところ続刊が ない
これでこの形で手を放されてどうやって生きていけばいいんだよ……!!!!!!!

途中までは主題のそれを引き寄せて頭のなかでくるくる回しながら読むのも読むのと並行して他のことを考える余裕もあったんだけどなあ……作家野崎まど……そうだよな野崎まど作品だもんな……

ちいさい子に親密な大人がするように後ろから両脇を抱えられてよいしょって持ち上げられて、
そのままふんわりやわらかく宙に放り投げられた心地 端と気が付けばここはてっぺんもてっぺん、地面なんか見えないほど高いところから、やわらかい風をのんびりと受けているような
でも落ちてるんだよ

わたしは『【映】アムリタ』がぼこぼこに刺さってしまうほうのオタクなので全人類は野崎まど作品を読んで(アムリタは刺さる人と読後感がおもしろいなーになる人とぱっきり割れると思うから『なにかのご縁』がお勧め)って言ってきたけど『バビロン』、全人類が読んで同じところに来てほしい この浮遊感

『バビロン』、もちろん電子書籍も出てるしラスト変えてアニメ化もしてるらしいけどこれはぜひ初見は紙の本で読んでほしい…。紙本って手の感触で残り頁がわかるじゃん、それで話の展開や物語の波形をうっすら予想しながら読むじゃん。そうやって読んでほしい。2巻までは電子でもいい、3巻は紙で読んで

あの女……あの女途中までそういうものを持ってるけど最中ちゃんを思うとまあまあ普通の女だな、いやそうでもないんだけど直近で摂取したのがあせびちゃんだから相対的にそう見えるだけなんだけどと思っていたら野崎まど節全開だったし存在が概念に足る女だった たった一言で認識を塗り替えられた

あの女・・・・・・・・・・・・・・

書籍版バビロンを通った人類わたしと話をしてほしい どうやってここから生きていけるのか教えてほしい 五体心身満足で現実に足が着けられる気がしない

もともと本に酔いやすい人間ではあるんだけど(精神だけじゃなくて身体感覚もふわふわする)、ここまで身体感覚からブチ上がったのちょっと身に覚えがないぞ……。ここ数年MPが減ってて人体の情報量が入って情報量が多い観劇でないとトチ狂うまでいけないの地味にけっこう気にしてたのに

熱がぜんぜんさめない……興奮してての(だと思う)浮遊感もだけど物理的に体温が上がったまま全然おりてこない まだ火照ってる

この、この浮遊感を抱えてどうやって現実に生きていけばいいのかわからない…… 考え続けるしかないんだろうけどこの広大な邪魔もののない空気のような圧倒的なおおきさのものをどうやって……????こんなもん取り込める嵩か……????少しずつ分けて取り込む……???どうやって……?????

概念の腑分け、概念が発達というか発展というか枝葉というかだからできる行為であって根っこの根っこの概念を分割するのは無理なんだよな・・・・・・・
生き物をパーツ分けすることはできるけど分けたら分けたパーツは死ぬんだよ

生命を構成するパーツは生命でできているし分割して観察して考えることもできるし再現することだってできるが、生命を構成するパーツを寄せ集めてくっつけたところに生命はないんだよ……

ちょっと別のことして戻ってきて、これどうすりゃいいんだよ……という気持ちはあるままふと自分がⅢで提示された「答え」になにも疑問を持たず受け入れて自分のものにしてることに気が付いてぞっとしてるところ。間違っているのでは、別解があるのでは、多様なものなのでは、何も疑ってない。

いや理屈として疑うことはできるんだけど、1+1は本当に2か?みたいなもので、その前提に疑いを持てている問いの真剣度にならない。

こっわ……わたしが酔いやすいことを差し引いてもこっわ…………。野崎まどワールド…………

最早ちゃんは野崎まどだった……

パイロットのこれぞの1本!シグネチャーくんをお迎えしました

パイロットの金ペンが増えました。カムタム742のシグネチャーくんです。

www.pilot.co.jp

待って待って待って言い訳させて。

2024年1月1日から、ついにパイロットの金ペン*1も値上げになりました。

プラチナ万年筆は夏頃、セーラー万年筆はその告知の尻馬に乗りサイレントに全万年筆を値上げした中、ついに三大国産メーカーの最後の一社も、という流れです。

といっても流石は天下のパイロット社。
初めて万年筆に触れる人やお子さん向けの一品だろうkakunoをはじめ、鉄ペン*2の価格はそのままにして、金ペンのみの値上げにしたのです。万年筆に興味のある人が手に取りやすいままにしてくれる、素晴らしい采配だと思います。だいすき。

そんなわけで、値上げ前に1本お迎えしようと思ったんですね。お店の方いわく、同じように「値上げ前に金ペンを1つ……」とした方はけっこういらっしゃったそうです。

せっかくお迎えするなら金ペンにしかない特殊ペン先がいいな。そう思って一通り触らせていただきました。

その中でも、書いた途端「いいですね……」以外を言えなくなってしまったのがこのシグネチャー字幅。この1本をお迎えしました。

名前の通りサインをするための字幅だそうです。縦と横でほんのり線の太さが変わるものの、スタブ(SU)幅よりペンポイントがしっかりついているのが特徴。

この子のいいところはですね、書いているときの感触がとにかくするするなんですよ。
軟調(SF、SFMなど)やエラボーもふわふわとした当たりの柔らかさですが、それともまた違う書きやすさがあります。
なんだろうあの感触。まだ「いいですね……」としか言語化できていないのですけれど。

すごくいいですよ、シグネチャー。万年筆に慣れてここぞの1本を考えている人は、良かったら検討してみてくださいね。

 

この本文を基にAIにタイトルを考えてもらったところ、「シグネチャーくんの登場!パイロットの金ペン値上げの衝撃」となりました。
うん、確かにそうなんだけど本題はそこでは……いやでも確かにここを長々語ったのは私だ……。

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買ってよかった2023

*1:ペン先に金が使われている万年筆のこと。軟らかい金属でできているため紙へのあたりが柔らかいが、材料の関係で高価。また、ボールペンの感覚で力を入れてしまうと壊れてしまうこともある。

*2:ペン先がステンレスでできた万年筆のこと。金ペンに比べると硬めだが、安価で多少筆圧がかかっても平気なのが魅力。